モルモットを飼っていると急にいつもと違う行動をすることはないでしょうか?
モルモットを初めて飼った飼い主の多くは、
このような不安や疑問を抱くと思います。
モルモットは繊細な動物なのでストレスが原因で死亡したり、ストレスが原因で寿命が短くなる事も多いです。
そこで今回は
解説内容
- モルモットにストレスが溜まる原因
- ストレスが溜まっているサイン
- ストレスの対処法
こちらの内容を解説します。
モルモットを初めて飼った方やこれから飼う予定の方は是非最後までお読みください。
モルモットのストレスとは何か?
モルモットは、警戒心が強く繊細な動物なのでストレスを感じやすくストレスに影響を受けやすい動物です。
人間と同じようにストレスを感じトレスが原因で体調を崩すこともあります。
ストレスの原因
- 環境の変化
- 飼育環境
この2点がストレスになります。
人間と同じで適度なストレスは、問題なくストレスの溜まりすぎやストレスが解消出来ない状況になるとモルモットの健康に影響を与えます。
モルモットにストレスが溜まる原因
モルモットの多くがストレスと感じ、どんどんストレスが溜まっていく原因を紹介していきます。
当てはまる物があれば、改善やストレス解消が出来る様に飼い方を改善しましょう。
ストレスの原因
- 生活環境の変化
- 飼育環境
生活環境の変化
生活環境の変化は、モルモットに大きなストレスを与えます。
生活環境の変化
- 引っ越し
- 家族構成の変化
- 飼育環境の変化
このような事からモルモットの生活環境が変化すると大きなストレスを与えてしまします。
1.引っ越し
引っ越しは、飼い主の引っ越しだけでなく生きてる場所がペットショップから飼い主の家になる事も当てはまります。
警戒心が強い事から急に周りの景色が変わったり、家から出て運ばれると凄くストレスが溜まります。
引っ越しは『周りの景色の変化』『家から出て運ばれる』この2つが同時に起きるのでかなりのストレスです。
飼い主の引っ越しやペットショップから引き取り生活環境が変わると新しい環境になれるまで時間が必要なので、無理にスキンシップを取らないように注意しましょう。
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2.家族構成の変化
新しく別のモルモットを飼いだしたり、飼い主の家に新しく暮らす人が増えるなどモルモット・飼い主ともに家族構成が変化するとモルモットにストレスを与えます。
警戒心が強く繊細な動物なので、人見知りの人間以上に知らない人(モルモット)と会うとストレスです。
慣れない内は、飼い主の足音や生活音でも『ビクっ』となるので、家族構成が増え新たな足音や生活音は、慣れるまでストレスです。
引っ越しと同様、モルモット・飼い主ともに家族構成が変化した時は、そっとしておきましょう。
3.飼育環境の変化
身の回りの変化が基本的にストレスです。
要注意
- 新しいケージ
- 新しい隠れ家
- 模様替えでケージの場所が変わる
このような飼育環境の変化もストレスになるので、頻繁に生活環境を変えないようにしましょう。
飼育環境
環境の変化は、単発でモルモットに大きなストレスを与える物です。
その一方、飼育環境でのストレスは、継続的にモルモットへストレスを与えます。
また、生活環境の変化のようにストレスを与えない為に改善が難しいことではなく飼育環境に関しては、改善が出来ます。
飼育環境
- ケージ内が不衛生
- 温度・湿度が合ってない
- 餌が合ってない
- 生活音がうるさい
1.ケージ内が不衛生
ケージの中は、モルモットの家です。
なので糞や尿が放ったらかしでケージ内を掃除しなかったり、歩きにくいと日々ストレスが溜まります。
人間と同じで家の中が汚かったり歩きにくいとイライラしてストレスが溜まります。
2.温度・湿度が合ってない
モルモットが健康を維持できる気温は17〜24度で10度以下30度以上になると過度なストレスや体調悪化の原因になります。
湿度は40~70%が良いです。
温度や湿度が合わないと一日中ストレスが溜まるので、季節の変化に応じてエアコンや加湿器を使い気温や湿度を適温で保つようにしましょう。
モルモットが寒そうな時は、包まれるタオルなどをケージに入れてあげましょう。
3.餌が合ってない
モルモットは、牧草やペレットを中心に乳酸菌や野菜が餌になります。
自分では作れないビタミンCを摂取する為にペレットや水にビタミンリキッドを混ぜる、歯が伸び良すぎないように牧草を常に置くなど、体調を整えるようにしましょう。
餌が合わない、貰えないと餌が合わず体調を崩しそれがストレスになったり、餌が貰えない事がストレスになります。
4.生活音がうるさい
飼い主から出るある程度の生活音は、慣れますがテレビやゲームの音、激しい足音など普段以上にうるさい生活音はストレスです。
警戒心が強い分、うるさい生活音は敏感に反応してしまい、のんびり出来ないでいつも緊張状態になり日々ストレスが溜まるようになります。
ストレスが溜まっているサイン
モルモットは、ストレスが過度に溜まると行動や身体的なサインで現れます。
日々、飼っているモルモットを観察しストレスが溜まっているのか見分けることが重要なので、行動や身体的なのサインを見逃さないようにしましょう。
ストレスが溜まった行動によるサイン
ストレスが溜まるとモルモットは以下のような行動をします。
チェックポイント
- 低い声でグルグル鳴く
- 活動量が低下する
- カチカチ歯軋りする
このような行動が見れたらモルモットに一時的なストレスを与えていたり、ストレスが溜まったサインです。
鳴き声に関しては、いつもと違う鳴き声はストレスのサインの場合が多く、嫌いな音がなると低い声でグルグルやいつもと違う鳴き声を出す事が多いです。
温度や湿度が合わないストレスを感じる時は活動量が低下する事が多いです。
ストレスが溜まった身体的なサイン
ストレスが溜まるとモルモットは以下の身体的なサインを出します。
チェックポイント
- 食欲が低下する
- 糞のサイズが小さくなる
- 毛並みが乱れている
食欲が低下し餌を食べなくなるので、糞のサイズが小さくなったり体重が低下します。
糞のサイズが小さくなったり体重が低下するところまで身体的なサインが出ると長期間ストレスが溜まっている可能性が高いので注意しましょう。
ストレスが原因なのか体調が悪いのかは判断が難しいので、餌の減るペースが遅く糞のサイズが小さくなったり体重が低下している時は、かかりつけの動物病院に受診するようにしましょう。
モルモットのストレス対処法
元気に長生きしてもらう為にもモルモットには、出来るだけストレスを与えず暮らしたいところです。
ですが、『モルモットの為にストレスの要因を減らしたいけど引っ越しなどの生活環境の変化を避けられない』と言うのが現実です。
そこで今回は下記の内容を解説します。
- ストレスの発散方法
- ストレスの対処法
1.ストレスの発散方法
飼育環境のような飼い主の一手間で改善出来るストレスだけでなく、環境の変化のような避けては通れないストレスもあります。
避けては通れないストレスがモルモットにかかる時は、ストレスを発散できるようにお手伝いしてあげましょう。
チェックポイント
- ケージの外で散歩
- 齧り木などの噛める物をあげる
ケージの外で散歩
走り回ったり飛び跳ねたりするとモルモットはストレスが発散されます。
ケージ内だと走り回るには狭く、スノコの床だと飛び跳ねると危ないので定期的にケージの外に出して散歩がてら走り回ったり飛び跳ねたりさせてあげましょう。
自分からケージを出たそうに入り口を噛んだりする時は、外の出してあげてください。
齧り木などの噛める物をあげる
モルモットは、なんでも噛む習性があり噛むことでストレス発散になります。
硬いものを噛むとより効果的ですが鉄などは歯が折れる原因にもなるので齧り木や隠れ家など木製で噛める物ケージに入れて置くと勝手に噛んでストレスを発散してくれます。
ストレスの対処法
モルモットが少しでもストレスを溜めない対処法で重要なことは『飼育環境』を整えることです。
おすすめの飼育方法
- ケージ掃除して衛生状態をキープ
- 広めのケージで動き回れるようにする
- 気温は17〜24度でキープする
- 湿度は40~70%でキープする
- 適度なスキンシップをとる
このような飼育方法がストレスの対処に繋がりストレスが溜まりにくい飼育になります。
適切な飼育環境は、ストレスだけでなく体調不良の予防にもなるのでモルモットを飼うなら飼育環境を整えてあげましょう。
【最後に】モルモットのストレス対策
今回はモルモットのストレスについての解説でした。
解説内容
- モルモットにストレスが溜まる原因
- ストレスが溜まっているサイン
- ストレスの対処法
モルモットは警戒心が強くデリケートな動物で、ストレスによる影響を受けやすいです。
なので、飼い主としてモルモットのストレスを軽減することやストレスを解消するサポートをして健康で快適な生活を送れるようにしてあげましょう。