「モルモットを迎えてもうすぐ1か月なのに、まだ逃げてしまう…」
「なつかせるにはどうすればいいの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
モルモットはとても警戒心が強い動物です。
最初はなかなかなついてくれないと感じることも多いですが、正しいアプローチと焦らない気持ちがあれば必ず距離は縮まります。
この記事では、モルモットがなつくまでの期間の目安から今日から実践できる具体的な方法、なかなかなつかないときの対処法までモルモットの専門家目線で丁寧に解説します。
ぜひ参考にして、大切なモルモットとの絆を深めてください!
この記事で分かること
- モルモットがなつくまでの平均的な期間
- なつく期間に影響する要因
- なつかせるために効果的な7つの方法
- なついているサインの見分け方
- なかなかなつかないときの原因と対処法
- 段階別のなつかせ流れ
モルモットがなつくまでの期間の目安

モルモットを迎えたばかりの時、多くの飼い主さんが「いつになったら仲良くなれるの?」と不安になります。
まずは期間の目安をしっかり把握しましょう。
平均的になつくまでの期間は?
個体差はありますが、モルモットが飼い主に慣れるまでの一般的な目安は以下のとおりです。
| 期間 | 状態の目安 |
|---|---|
| 〜1週間 | 環境に慣れず、物陰に隠れていることが多い |
| 2週間〜1か月 | 飼い主の気配に少し慣れてくる |
| 1〜3か月 | 手を近づけても逃げなくなってくる |
| 3〜6か月 | 自分から近づいてくる・抱っこを嫌がらなくなる |
| 6か月以上 | 名前に反応したり、膝の上でリラックスできる |
平均的には3〜6か月程度でしっかりなついてくれるケースが多いですが、個体差はあるので1年以上かかることもあります。
焦らずじっくり向き合うことが大切です。
なつく期間に影響する4つの要因
なつくまでの期間は、以下の4つの要因によって大きく変わります。
①迎えたときの年齢
モルモットが子どものうち(生後3か月以内)に迎えた場合は、比較的早くなつく傾向があります。
成体になってから迎えた場合は、慣れるまでに時間がかかることが多いです。
②過去の環境・人との接触経験
ブリーダーやペットショップで人に丁寧に扱われてきた個体は、人への警戒心が低い傾向があります。
逆に、あまり人と触れ合ってこなかった個体はなつくまでに時間がかかります。
③飼い主のアプローチの仕方
毎日一定のリズムで丁寧に接することで、なつくまでの期間を大幅に短縮できます。
逆に焦って無理に触ろうとしたり、抱っこすると逆効果になることもあります。
④オス・メスの性格の違い
一般的にオスのほうが甘えん坊でなつきやすいといわれています。
メスは比較的自立心が強く、イペースな傾向があります。
ただしこれは個体差が非常に大きいため、あくまで参考程度に考えてください。
なつくサインってどんな様子?
モルモットがなついてくると、以下のようなサインが見られるようになります。
モルモットのなつくサイン
- ケージに近づいても逃げなくなる
- 「プイプイ」と鳴いて近づいてくる
- 手の匂いをくんくんと嗅ぐ
- 手の上や膝の上でリラックスして動かなくなる
- 名前を呼ぶと顔を向ける
最初は小さな変化ですが、これらのサインをひとつひとつ喜びながら関係を築いていきましょう。

ぼくたちって最初はすごく怖がりなんだ。でも焦らずそっと見守ってくれると、だんだん『この人は安全だ』って思えてくるよ。時間をかけて仲良くなろうね🌿
なつかせるために今日からできること7選

ここからがこの記事のメインです。
モルモットとの距離を縮めるために効果的な7つの方法を具体的に解説します。
モルモットとの距離を縮めるために効果的な7つの方法
- 最初の1〜2週間はそっとしておく
- 低い声でゆっくり話しかける
- 手からおやつを与える
- 抱っこは焦らずステップを踏む
- 毎日決まった時間にお世話をする
- 目線を合わせてゆっくり近づく
- 名前を繰り返し呼びかける
①最初の1〜2週間はそっとしておく
モルモットを迎えたばかりの時、すぐに触りたくなる気持ちはよくわかります。
しかし最初の1〜2週間は、新しい環境に慣れるための大切な時間です。
この時期に無理に触ろうとすると「この場所は怖い」「人間は怖い」という印象を強く持ってしまい、なつくまでの期間が長くなってしまいます。
この期間は以下のことだけに集中しましょう:
- 毎日同じ時間に静かに餌と水を交換する
- ケージのそばで穏やかな声で話しかける
- 大きな音や急な動作は避ける
②低い声でゆっくり話しかける
モルモットは聴覚がとても発達しており、声のトーンや話し方をよく聞いています。
高い声や大きな声は威圧感を与えますが低くゆっくりとした声は安心感を与えます。
特に効果的なのは、お世話のたびに同じフレーズや名前を繰り返し話しかけることです。
「〇〇ちゃん、ご飯だよ」「〇〇ちゃん、おはよう」などと毎日続けることで飼い主の声=安全・嬉しいことというイメージが定着してきます。
③手からおやつを与える
モルモットに手からおやつを直接食べてもらうのは、なつかせるためにもっとも効果的な方法のひとつです。
モルモットはグルメで好きなおやつのためなら警戒心を抑えて近づいてくることがあります。
おすすめのおやつ
- パセリ・コリアンダーなどのハーブ類
- 少量のイチゴ・リンゴ(果物は糖分が多いため少量に)
- キャベツ・小松菜などの野菜
- 市販のモルモット用おやつ(乾燥野菜・乾燥果物)
最初はケージの扉から手を差し入れるだけでOKです。
無理に触らず、おやつを置いて食べてくれるのを待ちましょう。
食べてくれるようになったら手の上に乗せて差し出してみてください。

手からおやつをもらえると、『この人は怖くない!』ってすごく思えるんだ。好きな食べ物を持ってきてくれると、もっと早く仲良くなれるよ🥕 焦らないでね、ぼくたちのペースに合わせてくれると嬉しいな!
④抱っこは焦らずステップを踏む
抱っこはモルモットにとって負担が大きいため、段階的に慣れさせることが重要です。
モルモットに慣れてもらうステップ
- ケージの中で手の匂いを嗅がせる
- 体を少し触れる(背中・脇腹)
- 両手でそっと持ち上げてすぐ下ろす
- 膝の上に乗せて短時間過ごす
- 落ち着いて抱っこできるようになる
各ステップを焦らず数日〜数週間かけて進めてください。
嫌がるサイン(足をばたつかせる・鳴き続ける・噛もうとする)が出たらすぐに中断し、またステップ1から始めましょう。
⑤毎日決まった時間にお世話をする
モルモットは規則正しい生活リズムをとても好みます。
毎日ほぼ同じ時間に餌を与え、掃除をし、話しかけることで「この時間に来るのが飼い主さんだ」と認識できるようになります。
生活リズムが定まってくると餌の時間になるとケージの前でソワソワして待つようになります。
これは「この人は自分にいいことをしてくれる存在だ」と認識できてきた証拠です。
⑥目線を合わせてゆっくり近づく
人間が上から急に近づいてくる動作は、モルモットに天敵に狙われているような恐怖感を与えます。
近づくときは必ずモルモットと同じ目線の高さになり、ゆっくりと横から近づくようにしましょう。
床にそっと座って同じ高さで接すると警戒心が大幅に和らぎます。
ケージから出して部屋んぽ(部屋の中を自由に歩かせる)させる時も床に座ってモルモットが自分から近づいてくるのを待つのが効果的です。
⑦名前を繰り返し呼びかける
毎日お世話のたびに名前を呼びかけることでモルモットは自分の名前を認識するようになります。
名前を呼ばれると顔を向けたり、「プイ」と返事をしてくれるようになったら、なついてきたサインのひとつです。
名前は短くて呼びやすいもの(2〜3音)が認識されやすいといわれています。
呼ぶときは優しく低めのトーンで統一しましょう。
なつく・慣れてきたサイン一覧

「うちの子、本当になついてきてるのかな?」と不安になることもありますよね。
なついてきたときに見られる行動サインをまとめました。
| サインの種類 | 具体的な行動 | なつき度合いの目安 |
|---|---|---|
| 声・鳴き声 | 「プイプイ」と鳴きながら近づいてくる | ★★★ よくなついている |
| 声・鳴き声 | 名前を呼ぶと振り向く・顔を向ける | ★★☆ 慣れてきている |
| 行動 | 手の匂いをくんくん嗅ぐ | ★★☆ 慣れてきている |
| 行動 | 自分からケージの扉に近づいてくる | ★★★ よくなついている |
| 行動 | 膝の上でリラックスして動かない | ★★★ よくなついている |
| 行動 | 逃げなくなった・隠れなくなった | ★☆☆ 少し慣れてきた |
| 行動 | 部屋んぽ中に自分から足元に来る | ★★★ よくなついている |
| 表情・体 | 体の力が抜けてリラックスしている | ★★★ よくなついている |
| 表情・体 | 目を細めている・目を閉じそうになる | ★★★ 完全にリラックス |
「まだかな…」と思っていても逃げる距離が少し縮まったり、手を差し出しても固まって動かなくなってきたりするのも慣れてきているサインです。
小さな変化を見逃さないようにしましょう。
なかなかなつかない時の原因と対処法

モルモットをしっかりお世話をしているのになかなかなついてくれない場合、何か原因がある可能性があります。
NG行動をしていないか確認する
知らず知らずのうちにやってしまいがちなNG行動をチェックしましょう。
NG行動
- 急に手を伸ばして触ろうとする:上から急に触られると天敵に捕まれる感覚を与えます
- 大きな声や音を出す:モルモットは大きな音に強いストレスを感じます
- 長時間抱っこし続ける:疲れやストレスの原因になります(最初は5分以内)
- 複数人が代わる代わる触る:最初はできるだけ同じ人がお世話をしましょう
- 嫌がっているのに無理に触り続ける:恐怖心を強める逆効果になります

なかなか慣れなくてごめんね…でもぼくたちを急かさないでほしいな。NG行動をやめて、ぼくが安心できる環境を整えてくれると、きっともっと早く仲良くなれるよ。ゆっくり待ってて!
環境が合っていない可能性
生活環境がモルモットにとってストレスになっている場合、なつく前に心を閉ざしてしまうことがあります。
確認すべき環境のポイント
- ケージが小さすぎないか(最低でも60cm×90cm以上が目安)
- テレビや音楽など騒音が近くにないか
- 直射日光・エアコンの風が当たっていないか
- 他のペット(犬・猫)の視線や気配が届いていないか
- ケージの中に隠れられる場所(隠れ家)があるか
健康問題が隠れているケース
急になつかなくなった・今まで以上に怖がるようになった場合は、体の不調が原因であることもあります。
痛みや体調不良があると人に触れられることを嫌がるようになります。
食欲・排泄・体重の変化も合わせて確認し気になる場合はエキゾチックアニマル対応の動物病院を受診しましょう。
なつくまでの段階別の流れ

「今自分がどの段階にいるのか」を把握することで焦らず前向きに関係を築いていけます。
【STEP 1】迎えてから〜1週間:環境への適応期
この時期のモルモットは新しい環境に強いストレスを感じています。
物陰に隠れてじっとしていることが多く、餌もあまり食べないこともあります。
この時期にやるべきことはそっとしておくことだけ。毎日穏やかな声で話しかけながら、静かにお世話するだけで十分です。
【STEP 2】2週間〜1か月:警戒心の緩和期
モルモットが少しずつ飼い主の気配に慣れてきます。
餌の時間を認識して待つようになったりケージ越しに近づいても逃げなくなってきたりします。
この時期から手からおやつを与える練習を少しずつ始めましょう。
【STEP 3】1か月〜3か月:信頼構築期
手からおやつを食べてくれるようになり、手の匂いを嗅いだり、触れることを許してくれるようになってきます。
抱っこのステップも少しずつ進めていける時期です。
毎日のコミュニケーションの積み重ねが大切です。
【STEP 4】3か月以降:絆の深化期
飼い主の声や顔を認識し名前に反応するようになってきます。
膝の上でリラックスしたり自分から近づいてきたりする行動が見られるようになります。
この段階まで来るとモルモットと本当の意味でのパートナー関係が築けています。
まとめ:焦らず、楽しみながら関係を育てよう
モルモットがなつくまでの期間のポイントをおさらいします
ポイント
- なつくまでの平均的な期間は3〜6か月、個体差によっては1年以上かかることも
- なつく期間は「迎えた年齢」「過去の環境」「飼い主のアプローチ」で大きく変わる
- 最初の1〜2週間はそっとしておくことが最優先
- 手からおやつを与える・低い声で話しかけるなど、毎日の小さな積み重ねが大切
- 急に触る・大きな声を出すなどのNG行動は逆効果になるため要注意
- なついてきたサインを見逃さず、小さな変化を喜んであげる
モルモットはゆっくり時間をかけて信頼を築く動物です。
焦らず、モルモットのペースを大切にしながら関係を育てていけば、必ずあなたのそばで安心してくれる日が来ます。
その瞬間の喜びは、時間をかけた分だけ格別なものになるはずです!